学長ご挨拶
2024年度亥鼻祭の開催にあたって
昨年に続き、今年も亥鼻祭が完全対面形式で開催されることになりました。亥鼻祭実行委員をはじめ、準備にあたって来られた関係の皆さんに祝意を表します。
私が医学部の学生だった40年前の亥鼻祭は、旧医学部本館の正面玄関前に屋台が一つ二つ並ぶくらいの寂しいものだったと記憶します。その後、歴代の亥鼻キャンパス各学部の学生達の熱意と創意工夫により、近隣住民や協賛企業の皆様のご協力も得て、盛況な学園祭に発展してきたことは、喜ばしい限りです。
千葉大学は「つねに、より高きものをめざして」の理念のもと、世界の中で輝く存在となるべく、研究・教育・社会貢献活動に取り組んでいます。そして、わが国では、今後、人口が減少し少子高齢化がさらに進む中で、「社会から信頼され、親しまれ、誇りとされる」大学であることが大切と考えます。大学祭の活動には、そのような視点からも役割が期待されることでしょう。
今年のテーマは「PUZZLE」と伺いました。海外へ目を向ければ、ウクライナやガザ地区など国家・民族間の争いが絶えず、さらには環境破壊や温暖化、災害の頻発・多様化など、まさにpuzzlingな、地球規模で解決すべき課題が数多く存在します。学生の今だからこそできることを一人ひとりが考え、存分に力を発揮されて、充実した亥鼻祭となることを祈念いたします。
千葉大学長 横手幸太郎
医学部長ご挨拶
令和6年度の亥鼻祭の開催、誠におめでとうございます。社会に大きな爪痕を残した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から、世の中は急速な立ち直りを見せています。亥鼻祭も今年からは、ほぼ以前の様式で開催できるようになったこと、心よりお慶び申し上げます。一方では、若い皆さんはそれぞれ違う年代で「ロックダウン」を経験されました。大学から眺めますと、このことは学生さ んの生活様式、気風、伝統に大きな影響を及ぼしています。即ち、これまでであれば知らぬ間に社会で体験したり、諸先輩から見聞きしたりして得た学びが少なからず途絶えています。結果として、しかるべき年齢で受けるべき経験がすっぽり抜け落ちている危険性もあります。しかも、皆さんが被った影響が今後の人生のどのような場面で顔を出すかも分かりませんのでご留意ください。ただし、これは必ずしも悪いことばかりではなく、過去の因習にとらわれない新しい発見へと繋がることもあります。今回の亥鼻祭でも多くの学びがあるでしょう。楽しみながら一回り大きく成長する機会となれば幸甚です。主宰者と参加者の双方にとって素晴らしい亥鼻祭となることを祈念しています。
医学部長・医学研究院長 三木 隆司
看護学部長ご挨拶
2024年度亥鼻祭の開催、誠におめでとうございます。日頃の学生生活を支え見守ってくださっている地域の皆様、千葉大学の受験を検討されている高校生や保護者の皆様、卒業生・修了生を含めて、今年も多くの方々が亥鼻祭を心待ちにしてくださっています。
2024年度のテーマは『PUZZLE』。ご来場者も大切な一つのピースとして亥鼻祭に参加していただけるように、先輩たちからのGIFTを受け継ぎながら様々なアイディアが出され、工夫が凝らされていることと思います。企画・運営では心躍ることも、自分たちが考えていたように進まないこともあったのではないかと思いますが、開催当日は一人一人の中にオンリーワンのColorfulなPUZZLEが完成し、一人一人のものがたりを共有しあえることを願っています。
亥鼻キャンパスにある3学部での亥鼻IPE(専門職連携教育)での学びも活かして、 かけがえのない学生生活を更に思い出深いものとしてください。2024年度亥鼻祭が盛況でありますよう祈っています。
看護学部長・看護学研究院長 諏訪さゆり
薬学部長ご挨拶
亥鼻祭2024の開催、誠におめでとうございます。2024年のテーマは「誰も欠けることなく、みんなの力を合わせて亥鼻祭を成功させたいという思いを込めて」“PUZZLE”としたとのこと、大変重要な点に着目され、素晴らしいテーマを設定されたことを嬉しく思っております。また”PUZZLE”の文字を取り入れ、「だれも欠けることのない」ことを図案化したロゴも目を惹く素晴らしいデザインと思います。このような実行委員会をはじめとする学生皆さんの創意と工夫が、亥鼻祭の成功へ結びつくものと思っております。
亥鼻祭の開催は、学生の皆さんや教職員はもちろんのこと、千葉大学への入学を希望する高校生や保護者の方、地域の皆様方も楽しみにしていることと聞いております。開催・実施にあたっては困難や苦労もあったことと思いますが、開催した側も参加した側も思い出に残る亥鼻祭になることを祈念いたしております。
薬学研究院長・薬学部長 小椋 康光
亥鼻祭実行委員長 挨拶
2024年度亥鼻祭実行委員会 委員長
阪 みなみ
本日は亥鼻祭2024にご来場いただき誠にありがとうございます。今年度実行委員長を務めました、医学部3年阪みなみです。
コロナ禍を乗り越え先輩方から受け継いだ亥鼻祭が、今年度も無事に開催を迎えられとても嬉しく思います。
今年のテーマは「PUZZLE」です。これまで亥鼻祭に関わってきた委員、見守ってくれた先輩方、ご協力いただいた大学や近隣の皆様、挙げきれないほど多くの皆様がピースとなって亥鼻祭は創り上げられました。私がデザインさせて頂いた今年度のロゴにも、そのような思いを込めています。この場をお借りして、亥鼻祭に関わって下さったすべての皆様に感謝申し上げます。
そして亥鼻祭という”PUZZLE”を完成させる最後のピースは、今日ご来場いただいた皆様です!今日のために、皆様に楽しんでいただける企画やイベントを委員一同準備して参りました。亥鼻祭を満喫していただき、皆様の思い出の1ピースになることを心から祈っています。
ぜひパンフレット片手にお楽しみください!
2024年度亥鼻祭実行委員会 委員長
尾高 由展
この度は2024年度亥鼻祭に足を運んでいただき、ありがとうございます。
私が実行委員会に入った年度は、コロナが開けて手探りでの3年振りの対面開催でした。そこか
ら早2年。手探りで新しく作り出す世代から先代を引き継ぐ世代へと変わりました。ついに制限な
く亥鼻祭を開催でき、本来の形を取り戻すことができました。コロナ当時に絶やさず引き継いでく
れた先輩方も「PUZZLE」の1ピースであり、この場を借りて感謝申し上げます。
今年度の亥鼻祭では「PUZZLE」というテーマから派生し、来場者の皆様が亥鼻祭を構成する
ピースとなるよう、昨年よりも参加型の企画・食品販売を充実させています。学内生だけでなく受
験生や地域の方々など、全ての来場者が主体的に楽しめる文化祭となりました。ぜひ亥鼻祭を
楽しんでいただき、その思い出を亥鼻祭の1ピースとして持ち帰っていただければと思います!